MailItem オブジェクト

概要

  • メールを送信するためのオブジェクトです。
  • ScriptBrowserK オブジェクトの CreateMailItem メソッドで作成します。
  • プロパティを設定して Send メソッドを実行するとメールが送信されます。

サンプルコード

' VBScript 用
' サーバ名やメールアドレスなどは各自の環境に合わせて書き替えてください。
set objMItem = CreateMailItem
objMItem.Host        = "サーバ.jp"
objMItem.Port        = 587
objMItem.AddrTo      = "atesaki@atesaki.com"
objMItem.AddrFrom    = "MyAddress@MyHost.ne.jp"
objMItem.Subject     = "メールのタイトル"
objMItem.Body        = "メールの本文です。"
objMItem.UserName    = "ユーザ名"
objMItem.Password    = "パスワード"
objMItem.send

 

プロパティ

2列目の項目は、読み込み専用の場合 'R' (Read) 、読み書き可能な場合は 'RW'(Read/Write)です。

AddrBCC RW

メールの送信先のBCCを指定します。
複数指定する場合は、カンマ(,)で区切って指定します。

例)
"あて先1" <addr1@host1.com>, "あて先2" <addr2@host2.jp>

AddrCC RW

メールの送信先のCCを指定します。
複数指定する場合は、カンマ(,)で区切って指定します。

例)
"あて先1" <addr1@host1.com>, "あて先2" <addr2@host2.jp>

AddrFrom RW

メール送信者のメールアドレスを指定します。

例)
"差出人" <FromAddr@host1.com>

AddrTo RW

送信先メールアドレスのを指定します。
複数指定する場合は、カンマ(,)で区切って指定します。

例)
"あて先1" <addr1@host1.com>, "あて先2" <addr2@host2.jp>

Body RW

メールの本文を指定します。

Host RW メールサーバ(SMTPサーバ)を指定します。
Password RW メールサーバに送信するパスワードを指定します。
現バージョンでは、SMTP認証のみ対応しています。
Port RW

メールサーバにアクセスするポート番号を指定します。

初期値は 25 です。

Timeout RW メールサーバーとのタイムアウト時間をミリ秒単位で指定します。
デフォルトは 60000 (60秒) です。
Subject RW メールのタイトルを指定します。
UseSSL RW

SSL を利用するとき TRUE に設定します。
デフォルトは FALSE です。

(重要)SSL を使用するには、Indy 用 OpenSSL の DLL が必要になります。
Indy のホームページダウンロードページからダウンロードして下さい。
2009/07/14 時点では openssl-0.9.8k-i386-win32.zip が最新です。
ZIP ファイル中の libeay32.dll と ssleay32.dll を ScriptBrowserK をインストールしたフォルダにコピーして使用して下さい。

UserName RW メールサーバに送信するユーザ名を指定します。
現バージョンでは、SMTP認証のみ対応しています。

メソッド

Send

書式:Send()

現在設定されている内容で、メールを送信します。

AddAttachmentFile

書式:AddAttachmentFile(Filename)

添付ファイルを追加します。Filename は絶対パスで指定してください。
複数の添付ファイルを追加するには、このメソッドを必要な回数だけ呼び出します。

 


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